「FXやってる」と聞くと、「え？そんな危険なことやってるの？大丈夫？」と感じる人が多いのではないでしょうか？確かに一般的には資産運用の投資の中では、FX（外国為替証拠金取引）は仮想通貨に次ぐくらいのリスクの高さだと言われています。実際に私もFX初心者の頃には30万円や40万円はすぐに溶けていました。ただ、ここ数年（少なくても5年間）は年間収支でマイナスになった記憶はありません。やり方さえ間違えなければ、FXだからリスクが高いということは決してないのです。今回はFXで損する人の特徴についてお伝えしていきます。
ハイリターンを望むからハイリスクになる
FXで損する人の3つのパターン
レバレッジの認識がズレている
証拠金取引はレバレッジを効かせて、数倍、数十倍の取引ができるのが現物取引との大きな違いです。特にFXは国内であれば最大25倍のレバレッジを効かせることができますし、海外だと1000倍や3000倍といった異常なレバレッジが存在します（無制限というブローカーもあります）。
FXで損する人は、まずこのレバレッジを有効利用して「ポジションを最大限まで保有してしまう」という傾向があります。これは特にFX初心者にありがちです。こんなギャンブルトレードをやっていたらいつかは破産します。100万円勝っても翌日には300万円負けているでしょう。
レバレッジは高い必要証拠金維持率をキープするためにあるのです。要するに余剰金に余裕を持たせて、相場が予想の反対に動いても簡単には強制ロスカットされないようにすることができるということです。だから実効レバレッジは「2倍から3倍」で取引していくことが、FXのリスクマネジメントになります。
レバレッジ25倍だから、利益を25倍稼げるということではなく、「それだけ含み損に耐えることができる」という認識を持つことが重要です。
ボラティリティーの大きな通貨ペアを好む
相場は狭いレンジで上下するもみ合いの状態と、トレンドが発生してボラティリティー（変動）の大きな状態に分かれます。たくさん稼ぎたいのであれば、間違いなくボラティリティーの大きな状態です。1回の売買でも、しばらく放置しておけば300pips～500pips稼げます。逆にもみ合いは1回の売買だと20pipsや30pipsぐらいになりますから、それだけ数多く取引する必要がありますし、チャートに張り付いている時間も長くなります（システムトレードだと別ですが）。
そうなると「ボラティリティーが大きいの傾向にある通貨ペアに注目しがち」です。英ポンド/円（通称ポンちゃん）なんてのはその代表格でしょう。もみ合いでもレンジの広い中でのもみ合いなので、ボラティリティーが大きく魅力的です。ただ、反面、「負けると大きい」という側面があります。ハイリターンを狙うとハイリスクになるのは当たり前なので、「FX初心者は手を出さない方が無難」です。
アナリストの言うことを真に受ける
いろいろなサイトや動画でアナリストが、相場の予想や市況情報について発信しています。FXに勝つためのポイントに「ニュースを信じすぎるな」という言葉があります。実際に起こった出来事ですら、為替相場がそのまま素直に反応するわけではありません。ましてやアナリストの予想など信じて投資するなんてもっての他です。1日経てば簡単に主張を覆すような予想ですから、参考までに見ておくぐらいがちょうどいいです。ちなみに私は某サイトのアナリストが一斉に同じ主張をし始めたら、真逆に相場が動くと考えて逆張りしています。もちろん為替相場は美人投票ですから、多数派有利なのですが、市場心理はそんな簡単には読めません。みんなが同じ事を考えているような状態は、市場心理はすでにそこから抜け出す段階に来ている可能性が高いのです。
「ここからは円高ドル安になる！」という声が大きくなったら、逆にドル買いのチャンス。アナリストの予想の先を考えるぐらいでないとFXではなかなか勝てません。アナリストの言うことに右往左往している人はFXで損する人だと私は考えて居ます。
まとめ
FXはリスクマネジメントについてのリテラシーを高め、ハイリターンを望まなければ、特にリスクの高い投資ではありません。ちなみに「損切りできない」、「すぐに利益確定したくなる」、「常にポジションを保有していないと気が済まない」といったように、メンタルコントロールができないのであれば、まず負けるので、そこは基本的にクリアしておく必要があります。
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