投資比較:第4回 外貨預金(外貨定期預金)とFXなら迷わずFXを選ぶべき理由

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これだけ超低金利状態が続き、銀行に預金してもお金が増えない時代ですから、いろいろな投資にチャレンジしようという人も多いのではないでしょうか。リスクが少ない投資のひとつに「外貨預金」がよく挙げられますが、私は外貨預金するぐらいならFXに回した方がいいと考えています。今回は外貨預金とFXを比較してみました。

外貨預金は投資初心者向けでローリターン

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外貨預金とFXの違い

共通点

・外貨を扱っている
・金利に応じて利息が受け取れる
・為替変動によって為替差益(または為替差損)が生じる
・2WAYプライス(買値、売値が異なる)
・元本割れのリスクがある

案外共通点が見つからないですね。レバレッジ1倍が外貨預金で、レバレッジを効かせるのがFXというイメージがあるかもしれませんが、実はまったく違うので外貨預金の延長線上にFX(外国為替証拠金取引)があるとは考えない方がいいと思います。

違い

・FXはレバレッジを効かせられる
利息を受け取れるのは、FXは毎日、外貨預金は満期時
・FXの取引コストはスプレッドのみで狭いが、外貨預金はTTBとTTSの差で広い
・外貨預金は現物取引、FXは証拠金取引
・扱える通貨はFXの方が多い

FXは証拠金取引ですから円を売って米ドルを買っても、現地で米ドルを引き出すことはできません。逆に外貨預金だと旅行先で米ドルのまま引き出すことができます。日本にいる限りは大きな違いがありませんね。

利息については、FXはスワップポイントといって毎日受け取れる金額が決まっています(変動制)。例えば米ドル/円であれば、1Lot(1万通貨)で7円といった感じです。外貨預金は普通預金だと0.01%、定期預金だと1年もので0.15%というように金利が決まっています。ちなみに1ヶ月もので0.15%といっても、100万円預けて1ヶ月で1,500円の利息が貰えるわけではありません。これは年利なので、実際は1ヶ月で1/12ですので、125円(税引き前)の利息です。

日本の銀行に預けるよりも金利はいいですが、やはりこの低金利時代、外貨預金であっても受け取れる利息はたかがしれています。というよりも利息など為替差損で一気に吹き飛びますので、利息狙いで投資するのは難しいのではないでしょうか。

取引コストは、FXだと米ドル/円で1Lotあたり0.2pips(0.2銭)とほとんどかかりませんが、外貨預金は一般的には預入時に1ドルあたり1円、払い戻し時に1ドルあたり1円かかります。ただ、ソニー銀行のように15銭だったり、楽天銀行にように25銭とネットバンクは取引コストが安く設定されています。それでもFXに比べるとかなり高いですね。

外貨預金が向いている人

投資知識がないなら外貨預金

FXは、ファンダメンタルズの勉強や情報収集、テクニカル分析の勉強や実際の分析、トレード手法など知識と経験がないと長い目で見たときに利益は出せません。80%のトレーダーが損失を出すという過酷な世界なので、投資初心者にはリスクが高すぎる投資方法です。

ですので、知識も経験もない中、老後の資産形成などのために運用したいのであれば、FXよりも外貨預金がいいでしょう。元利自動継続などで再投資していけば複利効果も期待できます。ただし為替レートはよく確認してから払い戻ししないと為替差損で元本割れするので注意は必要です。一定額の積み立て投資で、ドルコスト平均法を実践していけばトータルでは利益を出せる可能性が高まります

リターンを狙うならFX

逆に為替の知識と経験があるのであれば、外貨預金をする意味はないと思います。「手数料がかかる」、「利息を受け取れる時期が決まっている」となると、外貨預金のメリットがありません。だったらFXで、レバレッジ1倍の取引した方がいいです。

まとめ

今後アメリカの利上げが行われた場合(2021年6月のFOMCでは、2023年中に利上げ2回の観測強まる)、外貨預金のメリットも強まりますが、現状はFXの方がはるかに有利ですね。

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