FXのメリットは「レバレッジ」を効かせられる
ハイレバレッジはハイリスク？
「外国為替証拠金取引」（Foreign Exchange）は、その名前の通り、現物取引ではなく、証拠金取引になります。
FXブローカー（為替会社）の口座に証拠金として入金することで、ドルの売りから始めたり、ユーロを売ってドルを買うようなことも可能になります。
また、証拠金取引だからこそ「レバレッジ」を効かせることができるのです。
でも、ハイレバレッジはハイリスクなんでしょ？
レバレッジについては2通りの考え方ができるよ
レバレッジは例えると「てこの原理」です。
少ない資金で大きな取り引きをすることができます。
レバレッジ25倍だと、仮に証拠金が10万円だと、10万円×25＝250万円なので、
250万円分の取り引きができるのです。その分、利益も25倍になります。
逆に損失も25倍になるわけですから、ハイリスク・ハイリターンというイメージが強いです。
ただし、この場合、100万円の取り引きに抑えたら、100万÷25＝4万円なので、余剰金が6万円あることになります。これだとある程度の含み損にも耐えることができ、トレンドの転換期を待つこともできます。ハイレバレッジの取り引きだからこそ、「余剰金に余裕ができる」のです。
そっか、限界までポジションを保有しようとするから、FXはハイリスクになるのか
海外FXの超ハイレバレッジについて
国内のFXブローカーは金融庁の規制により、「レバレッジは最大で25倍」と制限されています（2020年6月時点）。有識者会議ではレバレッジを10倍まで引き下げられることも提案されていましたが、まだ正式には決定していません。投資家保護の観点からの対策ではありますが、そうなると余剰金に余裕を作るためにも、今まで以上に資金を集めてから始めなければいけなくなるでしょう。
海外のFXブローカーは金融庁の規制の対象外だから、レバレッジが500倍や800倍も普通なんだよ
実際に800倍のレバレッジで限界までポジションを保有したらどうなるの？？
仮に1Lotが1万通貨だとすると、1円の変動で1万円の損益が発生します。1ドル106円で1Lotのロングポジションを保有している場合、1ドル107円になると1万円の為替差益となるわけです。逆に1ドル105円まで下落すると、1万円の損失となります。
1ドル106円、1万通貨で証拠金はレバレッジ25倍だと42,400円です。これがレバレッジ800倍だと1,325円となります。132,500円の証拠金で100Lot保有できるわけですが、これだと1円の変動で100万円の損益です。逆に相場が動けば、余剰金が100万円あってもあっという間に「強制ロスカット」になってしまいます。13万円ほどの証拠金などエントリーした一瞬で消えてしまうでしょう。
海外のFXブローカーは「ゼロカットシステム」を採用しているケースが多いので、証拠金がマイナスになっても、借金返済の追証は発生しません。そのためギャンブルトレードで利用するトレーダーも多いわけです。この場合、元本割れは当然のリスクですから超ハイリスクといえます。
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