米ドルは長期金利の動向次第という相場が3月から続いている外国為替。手法以上に資金管理を意識して資産運用をしていこうということで半分のドル円ロングポジションを利益確定し、決済しました。それでもまだ20万円ちょっとの含み益の状態です。1ドル111円ブレイクするかなと思わせつつ、110円を割ってきた下落傾向のドル円ですが、4月中旬にかけてどう動いていくのか、予想していきます。
4月中旬にかけて再びドル円は上昇しそう
2021年第1四半期の収支
米ドルの予想以上の上昇で利益
ドル円のポジションがかなり寂しくなっていますね。ただ一時期は（2021年1月時点）含み損が80万円くらいまで膨らんでいたので、そこから考えるとかなりプラスになっているなという感じです。利益確定分が15万円弱くらいでしょうか。保有している残りのポジションの含み益も20万円強ですね。
2021年第1四半期（1月～3月）はプラス収支となっています。
ロングで保有している分も1ドル104円や105円なので、しばらくはこの状態が維持されそうです。以前からお話してきたように110円をブレイクしたらショートカバーもするということでしたが、そちらは早々に利確して手仕舞いになっています。111円まで再び上昇したらもう一度ショートカバーしようという方針です。思わず110円5銭の為替レートでロングしてしまっていますね・・・。
DMMFXのスワップポイント
2021年からついにDMMFXでもメキシコペソ円（MXN/JPY）も扱えることになり、スプレッドも0.3pipsと取引しやすい環境なんですが、スワップポイントが良かったのは最初だけですね。ロングで1Lot＝8円かという状況になっています。
ドル円も3月後半にロングで1Lot＝15円とかあったので、期待していたんですが、結局7円のラインに戻っているということで、この辺りの理由は意味不明です。買わせたい、売らせたいというブローカーの思惑次第なんでしょう。短期金利は変動していませんし、長期金利もそこまで下がっていないので、何が目安になっているのか？？です。
スワップはほんとにおまけに過ぎないと割り切った方がいいですね。まあ、大手金融機関の定期預金よりかははるかに利息は稼げますが。
4月の米ドルは下落基調なのか？
4月に入り、米ドルは下落気味
4月に入ってドル円は日足で陰線が目立つようになってきました。1.75％くらいまで上昇していたアメリカの10年国債利回りが1.61％ぐらくまで下落し、また1.68％まで回復したというところで、4月上旬を終えています。現在は1.64％でしょうか。3月24日のときのラインまで落ちている感じです。
市場で注目されているのは利上げ時期が早まるのかどうかという点で、パウエルFRB議長のコメントが重要視されていますが、やはりここは慎重ですね。金融緩和がしばらく続くというハト派の主張を繰り返しています。テーパリングの時期に少しでも触れると、株価急落、市場は混乱ということになりますので、コメントも慎重ですね。
ここからまた1ドル111円を目指していきそう
1ドル110円後半でかなり売り仕掛けが入ったという情報もあり、1ドル109円台まで急落していますが、そこまで米ドル下落の要素がないので、このあたりがサポートラインで上昇してくるのではないかと予想しています。
4月1日に発表されたISM製造業景況指数が予想61.3⇒結果64.7、2日に発表された雇用統計も事前予想プラス64.7万人⇒結果プラス91.6万人、4日のISM非製造業景況指数も予想59.0⇒結果63.7と1997年以来最高値、9日のPPIも軒並み事前予想を上回っており、アメリカが世界に先駆けて景気回復をしているのは間違いないでしょう。
懸念材料としては、2.5兆ドル規模のAmerica Job Planが、7月4日成立を目指しているものの、民主党からの反対も出てきているようで、先行きがやや不透明になっていることでしょうか。法人税増税が株価にどう影響を及ぼすのかも注目です。長期金利が2.0％まではなかなか伸び悩むでしょうが、その近辺までは上昇し、ドル円も釣られて伸びるのかなと思いますね。逆にここからさらに下落幅を広げるようなら完全にドル円のロングは一度手仕舞いにしようとも思っています。アナリストたちが一斉にドル円上昇に声をそろえるようになってきているので、先行きを怪しく見てしまいますね。そこはむしろ逆張りになるでしょう。
まとめ
4月もしばらくはエントリーなし、決済もなしで様子見が続きそうですね。何かサプライズ的なヘッドラインが入ってきたら、すぐに反応しようという態勢ではいます。
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