FXのテクニカル分析:ローソク足チャートのはらみ線で上昇・下落を予測

FX【実践トレード編】
ご興味のある方はこちらから公式サイトへ

FXで為替レートの上昇・下落を分析するのに「ローソク足チャート」は欠かせません。チャートを見れば過去の為替レートの推移を簡単に確認できますし、「市場心理」を左右する「チャートの節目」も把握しやすいからです。今回はローソク足を利用したテクニカル分析の「はらみ線」についてお伝えしていきます。

ご興味のある方はこちらから公式サイトへ
ご興味のある方はこちらから公式サイトへ
LINEFX_通常

ローソク足チャートについて

ローソク足チャートの名称確認

ローソク足チャートは太い部分を「柱」、細い部分を「ヒゲ」と呼びます。ローソク足は通貨の「始値」「終値」「高値」「安値」の4種類の価格を表しています。始値よりも終値が上昇した場合は陽線」となり、赤や白(FXブローカーの取引ツールによって異なる)で表されます。逆に終値が始値よりも下落すると陰線」と呼び、青や黒で表されます。

ちなみに「日足チャート」はローソク1本が1日分ですし、「時間足チャート」であればローソク1本が1時間分です。ですから時間足チャートで陰線が続いていても、日足チャートでは陽線だったりということもあるのです。重要なローソク足はFXのトレードスタイルによって異なりますので、スキャルピングであれば短い時間足(1分足など)を参考にすべきですし、スイングトレードであれば長い時間足(日足など)を参考にすべきです。

はらみ線とは?

今回注目するのはローソク足を並べた際に時々起こる現象のひとつである「はらみ線」です。前のローソクの中に次のローソクの長さがすっぽり収まってしまう状態です。前のローソク足を「母体」とも呼びます。次のローソク足は「お腹のあかちゃん」です。ですからはらみ線と呼びます。新しい生命の誕生は、トレンドの新しい転換期にもなるので注目されるわけです

つまり1本のローソク足でははらみ線は確認できません。少なくとも2本のローソク足が必要になります。なお、はらんだ次のローソク足がどうなのか、その次がどうなのかも組み合わせて確認していくと、為替の予測は精度が増していきます。FXの勝率も高まっていくということです。

実際の2020年ドル円のチャートではらみ線を確認

「陰の陰のはらみ」

日足チャートだと6/18~6/19にかけてのローソク足が「陰線どうしではらみ線」になっています。6/18が大陰線、次の6/19陰線がはらみ線になっているのが確認できます。これは売りの圧力が弱まっていることを示しており、上昇基調になりやすい傾向があります。実際に次は陽線、次は大陰線となっていますが、上昇基調で6/30まで上昇が続くことになります

DMMチャート



ここでポイントになるのが大陰線の次の陽線がはらみ線になっているということです。連続はらみ状態ですね。「陰の陽のはらみ」はその次が陽線なのか、陰線なのかがポイントになります。6/23大陰線、6/24陽のはらみ線、そして6/25は陽線、これで売りは出尽くしを示しており、強い上昇トレンドへの転換期となりました

「陰の陽はらみ」→陰線

最近でいくと7/21の大陰線7/22の陽線のはらみ線がかなり大きな転換期になっています。ファンダメンタルズ要素としても、「EU圏のパンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)の合意」、「アメリカのヒューストン中国総領事館閉鎖」などいろいろありましたけどね。陰の陽はらみからの、7/23の陰線、これでさらなる下落というパターンが発生しています。下落トレンド継続のパターンですね。

ただし終値にかけて上昇してきて週を終えており、週明けはまた陰の陽はらみの可能性がありますね。そこから陽線が続くようだとトレンド転換期となるかもしれません。米ドル、ユーロが一方向に動きすぎているので、そろそろ反発してもおかしくはないでしょう。鍵を握っているのはやはり米中の紛争なんですけどね。

まとめ

FXのテクニカル分析といえば「移動平均線」やその他のインジケーターを利用されているFXトレーダーが多いですが、ローソク足チャートだけでも分析や予測は可能なので、引き出しは多く、いろいろな視点を持てるようになりましょう。そうすればFXで勝てる可能性も高まっていきますよ。

FXテクニカル分析のトピックスはこちら
FXでテクニカル分析が重要になる理由 これだけでも勝率は上がる

コメント

タイトルとURLをコピーしました