FX初心者にとって「海外FX」よりも「国内FX」の方がメリットがある重要な理由は「税金」

FX【リテラシー向上編】
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国内FXブローカーと海外FXブローカーの違い

一般的に国内FXブローカーというのは、「金融庁の許可を受けているブローカー」ということになりますし、海外FXブローカーというのは、「金融庁の許可を受けていないブローカー」ということです。海外FXブローカーは日本でのライセンスを取得していないので、公式サイトなどを利用してマーケットを開拓することができません。海外FXブローカーの公式サイトを調べるとすべて英語で表記されており、実際にマイページにログインすると日本語対応になっているといったケースは金融庁からの隠れ蓑のようなものです。

金融庁の規制があるかないかで、国内FXブローカーと海外FXブローカーのサービスはまったく異なります。超ハイレバレッジ(100倍や200倍、1000倍まであります)が一番の目玉になる海外FXブローカーは、その特性からやはり投資というよりも「投機」というニュアンスが強くなるでしょう。ギャンブル的な投資になってしまうということです。他にも「スプレッド」「スワップポイント」「ボーナス」「トレードプラットフォーム」「入手金方法」「日本語によるサポート態勢」「信託保全されているか」など様々な違いがありますが、今回注目したいのは税金面」です。

国内FXと海外FXの確定申告の違い

国内FXは「申告分離課税」

FXといえば手軽にできる副業としても注目されています。本業のトレーダーであっても、副業として取り組んでいても利益が出れば「確定申告」の必要があります
・専業トレーダー → 38万円以上の利益で確定申告が必要
・副業(給与所得者)→ 20万円以上の利益で確定申告が必要
ちなみにこの場合の利益というのは、単純に為替差益やプラススワップのことではなく、その利益から必要経費を引いた金額を指します。

国内FX、海外FX問わず、その利益は「雑所得」という扱いです。この時点で両者に大きな違いは見られませんが、海外FXが「累進課税」であるのに対して、国内FXは「申告分離課税」ですので税率」が変わってきます。つまり同じ利益でも納税額が異なるということです。

申告分離課税の場合、税率は一律で「20.315%」です。いくら稼いでもこの税率ですから50万円の利益でも、1億円の利益でも計算の仕方は同じですので困ることはないでしょう。もちろん利益分から必要経費を引いたの20.315%になります。50万円の利益でも、必要経費に10万円かかっていたら税金がかかる対象は50万-10万=40万円です。およそ8万円という金額になるでしょう。

海外FXは「総合課税」

一方で海外FXは「総合課税」の扱いのため税率は「累進課税」となります。要するに利益が大きくなればなるほど税率も高くなるということです。しかもその計算は、「給与との合算」になります。その結果、国内FXの申告分離課税よりも税率が高くなることは充分に考えられます。本業の収入がどのくらいかによりますが、仮に本業の源泉徴収後の所得が420万円を超えているのであれば、確実に海外FXの方が税率は高くなります

FX初心者が注目すべきは「損失繰り越し」

FX初心者で年間の収益をプラスにするのは至難の業でしょう。もともとFXトレーダーの80~90%が年間収支マイナスといわれている世界ですから、プラスにできる初心者はごくごくわずかなはずです。「1年目の損失は勉強料」という言葉もよく見かけます。為替は知識のインプットだけではトレードの手腕が上達しないので、早い段階でアウトプットして経験を積んでいきます。そうなると失敗や負けの数が増え、年間の収支がマイナスになるわけです。私も1年目は勉強料として50万円以上は支払っています。そこで重要になってくるのは、「損失繰り越し」です。

為替で収支がマイナスだと確定申告する必要がありません。特に海外FXではメリットゼロです。しかし国内FXだと「損失繰り越し」ができる仕組みになっています。確定申告でFXの損失を計上しておけば「3年間の損失繰り越し」ができます。これをするかしないかはかなり大きな違いです。

例えば1年目でマイナス50万円、2年目もマイナス10万円だったとして、3年目にようやく60万円の利益が出せるようになったとします。損失繰り越ししていなければ60万円は納税対象です。しかし損失繰り越しをしていれば、「マイナス50万マイナス10万プラス60万=0」ですから税金がかからなくなるのです

FX初心者は収支がマイナスになりやすいからこそ、確定申告でこの損失を計上しておくことが大切になるでしょう。そしてこれが国内FXと海外FXの大きな差でもあります。海外FXでは1年目にマイナス100万円だろうがマイナス500万円だろうが一切損失繰り越しはできません。この点だけでも、FX初心者は海外為替ではなく、国内FXから始めるべきだといえるのではないでしょうか。

まとめ

どうしても超ハイレバレッジや豪華なボーナスに目を奪われがちな海外FXですが、細かい部分までしっかりと勉強し、自分にとって必要な知識を把握しておくべきです。FXリテラシーが低いと後から知って損することが多いので、分析手法や資金管理だけに注目するのではなく、いろいろな点を勉強して大切な資産を増やしていきましょう。

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