投資比較:第1回 FXとiDeCoのメリットとデメリット

FX【リテラシー向上編】
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投資といえば圧倒的に人気があるのが「株式投資」です。近年では少額からの購入も可能になったりとハードルは低くなっていますし、ハイリスクでもなく、そこまであれこれ分析したり情報収集する必要もない点も魅力でしょう。その点、FXはハイリスクですし、分析や情報収集もいろいろたいへんです。今回は「FX」と「iDeCo」について違いやメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

優先順位は「iDeCo」→「FX」

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投資メリット

iDeCoのメリット

iDeCo(個人型確定拠出年金)は完全に老後資金の蓄えです。投資にとって最も重要な「長期」・「積立」の要素を含んでいます。つまり、あのアインシュタイン氏が宇宙で最も偉大な力を呼んでいた「複利効果」が期待できるわけです。毎月3万円の積立で、利回りがおよそ4%(投資信託の平均利回り)だったとしても、40年間積立を続けると、2,000万円の収益となります。収益で2,000万円ですから、元本を含めるとおよそ3,500万円です。充分すぎるほどの資産形成といえるでしょう。

本来、投資とはこういったもので、ギャンブル的な要素の強いものは私は投資ではなく「投機」として別のくくりにしています。iDeCoはそういった面において完全に投資ですよね。

しかも「運用益は非課税」、「掛け金は確定申告時に申告すると、所得税・住民税が控除される」という大きな特典がついています。複利効果だけでなく、節税効果もあるのですから、投資するならまずiDeCoをやるべきでしょうという話になります。

FXのメリット

FX(外国為替証拠金取引)は、証拠金取引なので「レバレッジ」を効かせることができます。国内だと2021年2月時点で最大25倍です。条件によっては、iDeCoだと5年かかって積み上げた利益を1日で達成することも可能です。

また、証拠金取引ならではですが、売りからも買いからも始めることができますので、相場が上昇しているタイミングだけでなく、下落している相場であっても問題なく利益を出すことができます。

平日ならいつでも売買できますし、スマホを利用すればどこでも取引できます。入金も出金も簡単です。手数料も無料です。スプレッドが実質的な取引コストですが、スキャルピングでもしない限りさほど負担にも感じません。(ただしネオモバは、取引をしていない月でも関係なく口座維持費がかかります。Tポイントで戻ってきますが、私は魅力を感じなかったので口座を休眠させました)

微々たるものですが、ポジションによっては毎日利息を受け取ることもできますので、そういった面では「長期・積立」による複利効果を狙ってもいけます。「ドルコスト平均法」はまさにその典型です。

投資のデメリット

iDeCoのデメリット

投資を始めるのならiDeCoは必ずやるべきだと思うのですが、それなりに不都合な点もあります。ひとつはなんといっても「60歳までは引き出せない」という強力な縛りがあることです。これは実はメリットでもあって、10年未満であれば元本割れしている可能性もあり、そこで諦めてしまう可能性を軽減してくれています(掛け金をSTOPしたら諦めたも同然ですが)。長期で運用してこその複利効果ですから、強制的にその状態にしてくれていると考えるといいのかもしれません。

後は手数料ですね。運用していなくても口座維持費で毎月60円ほど引かれていきますし、運用していると170円ほど(金融会社によって異なる点があります)引かれます。しかもファンドによって異なりますが信託報酬もありますから、ランニングコストはそこそこかかるということです。

さらに掛け金を年間1回しか変更できない。しかも変更する際にいちいち手続きしなくてはならないという点が面倒です。サイト上でスイッチングはできますが、掛け金をSTOPすることなどはできません。最低5,000円からで、下限上限設定があります。意外に不自由です。

FXのデメリット

こちらはなんといっても「ハイリスク」だということです。これはもちろんトレード力によるものですが、年間で利益を出せるトレーダーは全体の2割弱といわれているほどシビアな世界です。(国内FXの場合は3年間の損失繰越控除が可能です。海外FXではできません)

よくわからずにレバレッジを最大にし、限界までポジションを保有するとたちまちロスカットになり元本割れになります。特に難しいのが短期の売買で、スキャルピングなどは上級者でもトータルではなかなか勝てません。短期になればなるほど相場変動が読みにくくなるからです。短期であれば人間よりもAIの方がはるかに勝率が高いでしょう。

しかも24時間取引できることがデメリットにもなります。寝ても覚めても、仕事をしていてもチャートの動きが気になるようになってしまうと本業の成果も悪化し、収入源に繋がる可能性すらあります

後はiDecoのように運用益が非課税にならない点でしょうか。

まとめ

固定費や変動費を除いた余剰金で投資はすべきですが、さらにその投資についても分散型にした方がいいでしょう。iDeCoはそもそも分散型の金融商品なので、iDeCo優先で、残った資金をFXに回すのがいいと思います

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