FX分析:トルコリラ円にチャンス再点灯

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エルドアン大統領の影響力が強く反映されているトルコ中銀ですが、2020年11月に利上げを発表し、15.0%まで政策金利が上がりました「トルコリラ」(TRY)、手を出したいけどリスクが高すぎてなかなか手が出せない通貨ですが、2021年にかけてチャンスが巡ってきそうです。

今回は「トルコリラ円」の相場の動きと、今後の展望をお伝えしていきます。

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トルコリラ円はどこまで下落するのか?

いつまでも続く下落トレンド

トルコリラ円といえば新興国通貨として有名で、高金利通貨として注目されてきました。しかし数年に渡る下落トレンドで、プラススワップなど簡単に消し飛ぶほどの為替差損を生み出しています。

2013年は1トルコリラ54円 → 2020年12月7日時点1トルコリラ13円


驚くべき事に通貨価値が25%ほどまで低下しています。さすがに7年間ポジションを保有し続け、ナンピン買いしているトレーダーはいないと思いますが、いたとしたら壊滅的なダメージを受けているはずです。

逆に売りのポジションを保有していたら為替差益はとても大きなものになっていたはずですが、マイナススワップのことを考えるとそれも難しい話です。

問題は「どこがトルコリラ円の底なのか?」ということですね。

ナンピンについてはこちらの記事をご覧ください。

ナンピンの注意点

トルコリラ円の底は1トルコリラ12円?

シリア内戦、アルメニアとアゼルバイジャンの戦争再開と地政学的リスクの高いトルコですが、2020年11月6日にトルコ中銀のウイサル総裁が更迭、その影響でエルドアン大統領の娘婿のアルバイラク財務相も電撃辞任。一気にトルコリラ安が進行し、1トルコリラ12.035円の安値をつけました。

しかし、この後回復しているところを見ると、この辺りがトルコリラ円の底なのかと考えたくなります。回復できたのは11月19日に10.25%から15.0%まで利上げすることが決まり、アーバル新総裁の手腕が評価されたからです。インフレ率は12%ほどですから、これで実質的にもプラス金利となっています。


誰にも為替レートの底など見通せないものですが、仮にここが底だとしたら、トルコリラ円はまさに買い時になります。理由はふたつです。
為替差益が見込める
ロングポジションを保有していたら毎日利息分のプラススワップを受け取れる

トルコリラ円のスワップポイント

みんなのFXのスワップポイントはいくら?

政策金利が15.0%なんていったら、日本とは天と地の金利差です。さぞかしプラススワップも大きいだろうと期待されるのですが、そのまま政策金利がスワップポイントに反映されるわけではありません。

DMMFXのように、大手のFX業者でもトルコリラ円を扱っていないケースもあります。例えば「みんなのFX」では1万通貨のロングポジションでどのくらいのプラススワップが付与されるのでしょうか?

変動制なので日々変わってくるものの、2020年12月を比較してみると、「25円~27円」というところです。ちなみにスプレッドは1.6pipsとなっています。1Lotだと1ヶ月で750円ほどですからお小遣い程度にもならない額です。

こちらの記事もご覧ください

スワップポイントでどれだけ稼げるのか?

10万通貨保有した場合のシミュレーション

だとすると10Lot(10万通貨)は保有したいところです。であれば、1ヶ月7,500円。1年間で9万円の利息を受け取ることができます。日本の銀行に貯金することに比べると、破格の利息です。

必要証拠金ですが、1トルコリラ13.3円だと仮定して、10万通貨で133万円、レバレッジ25倍を効かせたとして必要証拠金は53,200円。この資金でこの利息であれば割はいいです。ただし1トルコリラ12円まで下落した場合、その含み損に耐えられるようにしなければなりませんので、余剰金に13万円はほしいところです

1トルコリラ12円が底であれば、ここから2018年当時のような21円台までの回復も期待はできます。アメリカ大統領選挙で民主党候補のバイデン氏が勝利したことで、エルドアン大統領の方針も変わってくることが期待されています。

まとめ

FX初心者には到底手が出せないのがトルコリラ円です。極めてリスクの高い通貨ペアになります。ただしチャンスもあるのは間違いないでしょう。底の見極め、ファンダメンタルズ要素、地政学的リスクとしっかり分析していけば、買いのチャンスが到来する可能性があるのではないでしょうか。

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