FX為替予想:2020年9月は潮目?ドルの巻き返しなるのか!?

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8月も相変わらずのドル安ユーロ高が続きました。夏季休暇がある8月は例年ドル安の傾向が強いですが、今年も例外ではなかったということですね。問題は9月です。潮目が変わるとしたらこの月でしょう。今回は8月中旬以降の変動と共に、9月の相場を予測していきます。

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8月のファンダメンタルズ要素の振り返り

アメリカの経済指標は軒並み良好だった

8月中旬以降のアメリカの経済指標の結果で、良好だったものを確認していくと
・8月21日 8月製造業PMI 速報値 予想)52.0 結果)53.6
・     サービス業PMI 速報値 予想)51.0 結果)54.8
・8月25日 7月新築住宅販売件数 予想)78.5万戸 結果)90.1万戸
・     8月リッチモンド連銀製造業指数 予想)10 結果)18
・8月26日 耐久財受注 予想)+4.3% 結果)+11.2%
・    ※除輸送用機器 予想)+2.0% 結果)+2.4%
・8月27日 第2四半期GDP 改定値 予想)-32.5% 結果)-31.7%
・    中古住宅販売保留 予想)+2.0% 結果)+5.9%
・8月28日 個人所得 予想)-1.1% 結果)+0.6%
・    個人支出 予想)+1.5% 結果)+1.9%
・    ミシガン大学消費者信頼感指数 予想)72.8 結果)74.1

新規失業保険申請件数こそ予想よりネガティブなものの、軒並みポジティブな結果になっています。一時期は0.51%ほどまで低下した10年債利回りも0.70%まで回復してきています。8月19日にはFOMC議事要旨が発表され、一段のハト派観測は後退。8月27日のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の2%を上回るインフレを許容する政策方針が述べられて0.647%まで再度低下したものの、すぐに盛り返しました。

確かに短期金利の利上げの可能性はまったく期待できないものの、状況的には1ドル108円台まで回復していてもおかしくはないのですが、未だに1ドル106円を下回っています。どうしてドル買いに転じないのでしょうか?

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ドル安になる3つの要素

2兆ドル規模の追加財政政策がまったく決まらない
米中関係がギクシャクしたまま
安倍首相の辞任による日本株売り、日本円買い

追加財政政策がまさかここまで延び延びになるとは予想外でした。11月のアメリカ大統領選挙に向けて、共和党と民主党はバチバチ状態です。挙げ句にトランプ大統領が中国とは話したくないとコメントし、関係改善が当分の間は困難という見方が強くなっています。さらに香港の3つの合意を停止し、より関係がねじれてしまいました。大統領選挙に向けて中国に一歩も退かない姿勢を見せつける狙いがあるのか、地政学リスクは以前として根強く残っています。

ここで安倍首相の電撃辞任会見。アベノミクスの終了、アベグジットへの懸念で円買いが強まり、1ドル107円までドル高になったのが一気にひっくり返されています。ただし菅官房長官の総裁選出馬意向で市場は落ち着きを取り戻しました。スガノミクスへの期待が少しずつ高まっています

8月までのチャートの振り返りと今後の展望

ドル円の日足、時間足チャート

DMMFXチャート

ドル円の日足チャートを見る限り下落トレンドですが、安値は上昇していて保ち合いの状態になってきています。どちらかに大きく動く前触れの現象ですね。1ドル107円をブレイクするところまで上昇できたら一気に108円ラインまでいくでしょうが、107円のレジスタンスラインが厚くてなかなかブレイクできない状態です。安倍首相辞任による円高は落ち着いてきたので、巻き返していく感じになっていくでしょう。後はアメリカで財政策が本決まりになれば、ドル買いに拍車をかけることになるはずです

ネガティブ要素は出きった感じがあるので、ここからは上がりでいけると期待しているのですが・・・そう言いながら何ヶ月も経過していて、じれったい限りです。

1ドル106円にもレジスタンスラインができてしまい、本当にじれったいですね。ロングポジション10万通貨保有していてもスワップポイントが毎日60円くらいなので、焼け石に水状態です。ちょっとドル円は「SBIモバイル証券」の「ネオモバFX」に興味が出てきて、こちらの9月1日のスワップポイントがドル円のロングで「10円」、ユーロドルのショートで「21円」となっていて魅力を感じ始めてきました。でもスワップポイントだったらやっぱり「くりっく365」が一番有利なのかもしれません。

ユーロドルのチャート

恐ろしいほどに堅調なユーロ。もう1ユーロ1.2ドル目前です。私は1ユーロ1.185ドルでショートはすべて決済しましたので(損切り)、被害はないものの、まさかここまで伸びるとはといった感じですね。本日18:00に「ユーロ圏の消費者物価指数」の速報値が発表され、予想の+0.2%を下回る-0.2%(コアも予想の+0.8%を下回る+0.4%)でしたが、極端に下落する雰囲気はないです。1.2ドル突破したら2019年5月ぶりの高値となります。もうショートポジション持ちたくて仕方ない気持ちですが、とにかくドルが弱いので、なかなか持てないです。2018年上旬の1ユーロ1.25ドルまで上がる可能性も充分ありますからね・・・。

まとめ

ここでドルに巻き戻してもらわないと!という気持ちでいっぱいです。そのチャンスは充分にあるのですが、なかなか歯車がかみ合わない。かみ合った時にはすかさずユーロドルのショートもエントリーする予定です。いつになったらドル買いの流れになるのか!?「9月でしょ」

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