ナンピンがハイリスクである理由
ナンピンって何？
FX（外国為替証拠金取引）や株取引には「ナンピン」というトレード方法があります。難平という字が表しているように、損失を平均するという意味です。例えばドル円で、円を売ってドルを買うロングポジションを保有していた際に、為替レートが下落したとします。ある程度の含み損を抱えた場合、「損切り」をして損失を最小限に抑えるのが、投資でトータルで勝つためのポイントになるのですが、ここでさらに買い足すのがナンピンです。
下落した為替レートで買うので、平均建値は下がるんだ。ここで反転すれば含み損を補うどころか、利益を出すことも可能なんだよ
為替レートはどこかで戻るから、待っていたら利益が出せそう
ただしナンピンには大きな問題があるんだ
ナンピンがハイリスクである理由
もちろん反転すれば含み損を補えるのですが、トレンドが発生して下落の勢いが止まらないケースもあるのです。そうなると、ポジションを買い足した分だけどんどん含み損が膨らんでいきます。証拠金維持率も下がっていき、最悪「強制ロスカット」ということもありえます。
強いトレンドが発生しているかどうか、見極めないといけないんだね
テクニカル分析で底値をつけたと判断した場合も危険だよ。多くのトレーダーがこの為替レートでストップロスを設定しているだろうから、ストップロスを巻き込んで暴落のリスクもあるんだよ
事前に決めた損切りは守ってトレードした方が安全だね
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「FX初心者必見 FXは損切りしないと勝てないのか？リスクリワードレシオの説明まで」
自動売買ツールでのナンピンも注意が必要
国内FXの場合は、トレードプラットフォームにMT4を採用しているケースもありますが、MT4にどんどんEAをインストールしていくことができません。そのFXブローカーが開発した自動売買ツールを利用していくことになります。そのツールがナンピンになるものもあるのでよく確認しておくべきです。損切りの設定をしておけば含み損が膨らむことはないのですが、買っては損切り、買っては損切りと損切りが続くだけで厳しい状態になります。この手の自動売買ツールはトレンドを見誤ると負けます。
自動売買ツールで、ロングやショート一辺倒の自動売買ツールを利用する場合は、値幅やトレンドの状況分析などしっかり確認していってください。実績が出ている自動売買ツールだから完全に任せて大丈夫、ということにはなりません。
特にFX初心者はナンピンになりがちなので、自制心を持ってトレードしましょう
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