SDGs実現を目指した個人の取り組み③
省エネ給湯器エコキュート交換に利用できる補助金を紹介【北海道バージョン】
国の補助終了に加え、再エネの賦課金アップによって、2025年5月の請求から電気料金値上がりとなります。
ただでさえ円安や原油高の影響で物価上昇、住宅ローンの金利も上昇と苦しい生活を強いられている中で、必要不可欠な電気代まで値上がりとなると厳しい!厳しすぎる日本の現状!!
環境問題改善など17のゴールを掲げている「SDGs」。
地球を破壊から守ることとあわせて、貧困・格差社会の解決も重要なテーマになっています。
ということで、「自分でやれることは何か!?」を探り、今回も給湯器交換による光熱費削減についてお伝えしてきます!
国の補助金でイニシャルコスト削減
北海道のエコキュート高すぎる件について
前回から給湯器をエコキュートに交換するお話をしていますが、エコキュートは高額ですねー!
本体価格も高いですが、工事費もさらに高い、しかも消費税10%かかる。

いかにランニングコストが優れているからといっても、耐用年数は10年から15年。
そこに高額な初期費用(イニシャルコスト)をかけてまで、省エネ設備を導入しようという家庭はなかなか増えないでしょう。
特に北海道は、北電の電気料金が全国の中でも高いうえに、エコキュートの設置費用もなぜか高い。
しかも外気温が低くなる冬場の省エネ効果が落ちる。
2050年カーボンニュートラル実現やグリーン成長戦略になかなか協力的になれないのも無理のない話ですね。
そんな中で国として危機感をもって取り組んでいるのが3省(国土交通省・経済産業省・環境省)協同による「住宅省エネ2025キャンペーン」という事業です。
これって実は高額なエコキュートのイニシャルコストを削減できる補助金制度なんです!
給湯省エネ2025事業
昨年もあった4つの事業をそのまま継続している感じですが、やや名称が変わったり、補助金額が変更になっていたりします。
2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みで、家庭の省エネ効果を高めていくのが狙いです。
・子育てグリーン住宅支援事業(2025年から世代による補助金格差が是正されました)
・先進的窓リノベ2025事業(窓リフォームによる省エネ向上)
・給湯省エネ2025事業(まさに今回のテーマにドンピシャの給湯器交換補助金制度)
・賃貸集合給湯省エネ2025事業(集合住宅のオーナー用の支援制度)
省エネ給湯器導入については、子育てグリーン住宅支援事業にも該当しますが、圧倒的に給湯省エネ2025事業の方が補助金額が高いです。
ちなみに両方の適用は不可になっていますので、給湯省エネ2025事業の申請のみで問題ありません。
給湯省エネ2025事業の対象となる省エネ給湯器は、「エコキュート」、「ハイブリッド給湯機」、「エネファーム」の3種類で、ガスを使用する「エコジョーズ」は対象外です。
エコキュートについては、基本補助金額1台6万円で、性能によってA要件とB要件を満たすと最大加算額が7万円となります。
要するに13万円もお得にエコキュートを購入・交換できるんです!!
しかも申請書類のわずらわしさがどんどん緩和され、業者が全部代わりにやってくれるので楽です!!
さらに電気温水器からの交換は撤去の加算があり4万円交付されます。
(電気蓄熱暖房機の撤去は1台8万円の加算)

詳しくは専用の公式サイトをご覧下さい

こちらに加算されるための条件となる性能や、予算額にどのくらい近づいているのかがわかります。
期間は2025年の年末ですが、昨年は100%近くなりましたし、撤去加算は11月段階でもう予算に達していました。
期間内であっても予算に達すると終了となります。
問題は、工事完成後に申請、交付となるため、年末だと工事後に終了しており補助金が交付されなかったり、それ以前に業者に断られる可能性がありますので注意してください。
ちなみに事業に登録している業者でなければ補助金の申請ができませんので、事前確認が必要です。
しっかり見極めればイニシャルコストを17万円も削減できるということです!!
地方自治体の補助金制度
東京都の場合
省エネ給湯器への交換については、国の支援の他に地方自治体の支援を受けることができます。
例えば東京都に在住であれば「東京ゼロエミポイントの申請」によって、エコキュートを12,000円お得に購入できます。
こちらも業者の申請ですが、店頭直接値引きとなります。
しかもエコジョーズもこちらは対象になっています。
どちらも併用可能なのかという問題ですが、「OKです」
給湯省エネ2025事業の補助金を利用しつつ、東京ゼロエミポイントも利用できるわけです。
12,000円であってもお得になるのであれば嬉しいですよね。

北海道の場合
では本題となる北海道ではどうでしょうか?
残念ながらないんですよ、補助金も助成金も。
さすが意識の低い北海道。
そもそも住宅省エネ2025キャンペーンのような制度が国にあることもほとんど知らないですからね。
これは国の広報にも問題があるのでしょうが、情報難民になると損しているんだという道民のリテラシーの問題もある!
このあたりの提言はいろいろあるので、今後お伝えしていきたいです。
とりあえず「えー、北海道は補助金ないのー」って残念な気持ちになっていると思いますが、実は北電が補助金出しているんです。
これも知られてないよね。
というか、北海道の業者さん自体もよく把握できていなかったりしますからね。
これは声を大にして言いたいですが、北電もアピールが下手すぎ!
北電のサイト見てもわかりにくいし、検索しても2024年の情報が未だにトップに掲載される。
まあ、2025年4月からの補助金制度なので公式発表を控えているのかもしれませが、今は3月26日ですからね、遅いよ!

で、肝心の内容としては、2024年の「エコ替えキャンペーン」では電気温水器からエコキュートからの補助金がなんと5万円でした!
全然東京ゼロエミポイントよりいいじゃないか!!
でもみんな知らないんですよ、しかも2025年はそれが10万円になるんです!!!
「ウソー!!」って思いますよね、これは本当です。
だって私もうエコキュート交換の契約結びましたもの。
給湯省エネ2025事業の補助金満額17万円
北電の2025年エコ替えキャンペーンの補助金10万円
トータル27万円もお得にエコキュートの購入・設置工事(電気温水器の撤去工事込み)ができるんです!!
別にこの記事、業者さんからの案件じゃありませんからね、それでも強い言いたいのは「今でしょ!」
多分、2年前に交換した人とか、昨年交換した人は妬ましく思うよね。
それは気にせず、交換するなら混み合う年末ではなく、今だよ(私は4月22日の工事)。
次回は実際の工事や費用、業者さんの選び方を詳しくお伝えしていきますね。
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